緊急避妊!トリキュラーをアフターピルとして代用する方法

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ど、どうしよう……避妊に失敗したかもしれない…!でもアフターピルも持ってないし……どうすればいいの~!?

大丈夫!そんな時は、手持ちのトリキュラーで緊急避妊しましょう!

トリキュラーで緊急避妊!?アフターピルでもないのに、そんなことできるんですか!?

トリキュラーは飲み方を工夫すると、アフターピルとして代用できるんですよ!詳しい飲み方についてバッチリ教えちゃいます!

このページでは、トリキュラーをアフターピルとして代用する方法について詳しく説明します。緊急避妊が成功したかどうかの判断基準や、服用後に戻してしまった場合の対処法などについても見ていきましょう。

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トリキュラーで緊急避妊する方法

トリキュラーをアフターピルとして使う場合、効果を得るためには飲む錠剤の種類と時間帯を守ることが大切

トリキュラーは、以下の服用方法でアフターピルとして代用できます。

トリキュラーを使った緊急避妊法
  • 使うもの
    トリキュラーの黄色い錠剤8錠(12日目から21日目用であれば、成分量はすべて同じ)
  • 服用方法
    1回目:性交から72時間以内に、黄色い錠剤を「4錠」飲む
    2回目:1回目から12時間後に、黄色い錠剤を「4錠」飲む
  • ポイント
    1回目を飲んでから12時間後に2回目を飲むこと

トリキュラーを服寄するタイミングは、食前でも食後でも、どちらでもかまいません。水かぬるま湯で飲みましょう。大切なのは、12時間後の2回目の服用を忘れないことです。

万が一、飲んだトリキュラーをもどしてしまった場合は、薬の効果が得られなくなる可能性があります。追加で飲むかどうか判断が難しいので、この場合は医療機関に相談しましょう。

トリキュラーでの緊急避妊は成功するの?

トリキュラーでの緊急避妊の成功率はほぼ100%

トリキュラーを用いた緊急避妊は、理論上、成功するといえます

トリキュラーの黄色い錠剤を4錠飲むと、エチニルエストラジオール0.12mgとレボノルゲストレル0.5mgを摂取できます。この服用量は、病院で処方される緊急避妊薬とほぼ同量です。

緊急避妊法の成功率はほぼ100%だけど、まれに妊娠が成立する可能性も……!個人で服用する場合は、特に注意してください!

普段トリキュラーを飲んでいない人にも効果アリ!

トリキュラーによる緊急避妊法は、普段ピルを使っていない人でも有効な方法

トリキュラーによる緊急避妊法は、普段ピルを服用していない人にも有効です。

トリキュラーは、多くの医療機関でも取り扱いが多く、手に入りやすいピルです。何かあったときのために、事前に用意しておくとよいでしょう。

緊急避妊薬よりも安価なうえ、すぐに病院に行くことができないときでも対応できるようになります!

トリキュラーでの緊急避妊はあくまで緊急手段!

トリキュラーによる緊急避妊は、あくまで代用法。確実な緊急避妊は医師の診察が必須

ただし、トリキュラーによる緊急避妊は認可されておらず、あくまで代用法です。緊急避妊薬を正確に服用すると、成功率はほぼ100%といわれています。しかし、およそ2%は失敗の可能性があります

望まない妊娠を避けるためにも、後日、きちんと医療機関で検査してもらいましょう。

緊急避妊の成功は「消退出血」の有無で判断

緊急避妊の成功は消退出血の有無で判断する

一般的に、緊急避妊の後、消退出血が起これば避妊成功と考えてよい、といわれています。

消退出血とは、子宮内膜が剥がれ落ちた際に膣から排出される出血のことです。たとえるなら、子宮内膜は赤ちゃんのベッドです。ベッドがなければ着床できず、妊娠は成立しません。ベッドを薬によって崩すことで、生理(消退出血)として身体の外に出てきます。

避妊成功のサインが消退出血である理由は、赤ちゃんのベッドがしっかり崩されて出てきたかどうか確認するためなのね……!

ヤッペ法による緊急避妊後に消退出血が起こる時期

トリキュラーでの緊急避妊法を行った後、ほとんどの場合、1週間前後で消退出血が起こります。消退出血の出現には、個人差があります。3日後にきた人もいれば、3週間後にきた人もいます。

トリキュラー服用後、3週間が経過しても消退出血が起こらない場合、妊娠している可能性が高いです……!妊娠検査薬で確認するほか、医療機関で検査をしてもらいましょう!

トリキュラーをアフターピルとして使っても副作用は起こる?

緊急避妊を目的として飲んでも、まれに気分が悪くなったり、戻してしまったりすることがある

トリキュラーを緊急避妊のために使用する際、副作用があるのか気になりますよね。

基本的には、通常の避妊目的で服用する際に起こるトリキュラーの副作用と、大差ありません。長期間の服用ではないので、血栓症のリスクは低くなります

トリキュラーの基本的な副作用として、下腹部痛、頭痛、だるさ、下痢などの症状があります。

こうした副作用が起こるのは、ホルモンバランスが急激に変わった影響で、身体がビックリしちゃうからなんです!

トリキュラーを吐いてしまったら?


トリキュラーを服用してから2時間以上が経過していれば、避妊に必要な成分であるレボノルゲストレルは十分、吸収されています

しかし、服用から2時間以内に吐いてしまった場合は、トリキュラーを追加で飲む必要があります

ただし、個人で利用していると、「追加で服用する」という判断がしにくいかもしれません。予備の錠剤が手元にない場合も含め、吐いてしまった際は医療機関に相談し、事情を話すことがベストです。

避妊に成功したかどうか、分からないまま過ごすのは不安ですよね。望まない妊娠を避けるためにも、緊急避妊薬の正しい服用法と対処法を知っておきましょう!

まとめ

トリキュラーは、緊急避妊法として活用することができます

トリキュラーをアフターピルとして使う場合は、性交から72時間以内に黄色の錠剤を4錠飲み、12時間後にまた黄色の錠剤を4錠飲んでください

緊急避妊に成功したかどうかは、消退出血の有無で判断できます。消退出血が起こるタイミングは、服用から3日後や3週間後など、人によってさまざまです。

トリキュラーで緊急避妊を行った場合、吐き気や頭痛、下痢などの副作用があらわれることがあります。トリキュラーを飲んでから2時間以内に戻してしまった場合は、追加で服用を行ってください。

「トリキュラーで緊急避妊したから大丈夫」などとは考えず、服用後は念のため、医療機関で診てもらいましょう。

参考文献・参考サイト

緊急避妊!トリキュラーをアフターピルとして使う方法は、以下のサイトや資料を参考に作成しました。