トリキュラーで避妊に失敗する!?失敗の確率と原因について解説

- ざっくりまとめると
- トリキュラーは、正しく服用すれば99.7%の確率で妊娠を防いでくれます。
- トリキュラーで避妊に失敗する主な原因は、飲み忘れです。3錠以上飲み忘れると、妊娠の可能性が高まります。
- 確実な避妊効果を得るためにも、飲み忘れにはくれぐれも注意してください。
高い避妊効果を持つことで知られている、低用量ピルのトリキュラー。その避妊効果は絶対なのでしょうか?「トリキュラーを飲んでいたのに、避妊に失敗してしまった!」なんて事態は、絶対に避けたいですよね。
このページでは、トリキュラーで避妊に失敗する確率と原因について、詳しく紹介します。トリキュラーの効果を正しく引き出すためにも、ぜひ参考にしてみてください。
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トリキュラーは正しく服用すればほぼ確実に避妊可能!

トリキュラーは、高い避妊効果を持つ薬です。その効果の高さは、実際に行われた臨床試験で証明されています。
一般臨床試験及び長期投与試験で,投与1周期以上の総計924例(13,862周期)で避妊効果が評価された.(略)薬剤効果不十分による妊娠例は認められなかった
トリキュラーの添付文書には、「薬剤効果不十分による妊娠例は認められなかった」と記載されています。つまり、トリキュラーの効果に不足はなく、正しく服用すればほぼ確実に避妊できるということです。
下の表は、トリキュラーを理想的に使用した場合と、一般的に使用した場合の失敗率をあらわしたものです。
理想的な使用 (正しく服用していた 場合の失敗率) |
一般的な使用 (飲み忘れを含めた 場合の失敗率) |
---|---|
0.3% | 9% |
トリキュラーは、理想的に使用すれば、99.7%の確率で妊娠を防いでくれます。

ちなみに、コンドームは理想的に使用しても、2%の確率で避妊に失敗してしまうの。コンドームよりもピルの方が、高い避妊効果を持つんですね。
トリキュラーで避妊に失敗する!?

トリキュラーは、高い避妊効果を持つピルですが、正しい飲み方をしないと、避妊効果が下がってしまいます。
ここからは、トリキュラーで避妊に失敗してしまう原因についてお話しします。
トリキュラーで避妊に失敗してしまうのはなぜ?

トリキュラーを飲んでいたにもかかわらず、避妊に失敗してしまうのは、飲み忘れが原因です。添付文書にも、以下のように記されています。
一般臨床試験及び長期投与試験で,投与1周期以上の総計924例(13,862周期)で避妊効果が評価された.飲み忘れがあったのは362例(943周期)であり,このうち3錠以上を飲み忘れた4例で妊娠が認められた.
ピルは、服用して成分の血中濃度を一定に保つことで、避妊を実現する薬です。血中濃度を一定に保つには、毎日同じ時間にピルを1錠、服用しなくてはなりません。
しかし、1周期のあいだにピルを3錠以上飲み忘れてしまうと、血中濃度が薄れ、避妊効果も著しく下がってしまいます。

トリキュラーで避妊に失敗する主な原因は、飲み忘れ!特に3錠以上飲み忘れると、避妊効果は大幅に下がってしまいます。
トリキュラーで避妊に失敗しないためにできること

トリキュラーで避妊に失敗しないためにも、錠剤の飲み忘れにはくれぐれも注意しましょう。
1周期のあいだに3錠以上飲み忘れると、避妊に失敗する可能性が高まってしまいます。しかし、1錠から2錠の飲み忘れなら、それぞれ対処法があります。2錠以内の飲み忘れが起こった場合は、以下の記事を参考にして、焦らず対処してください。


飲み忘れを防ぐために、リマインダーアプリを使うのもオススメです!
まとめ
トリキュラーは、正しく服用すれば、99.7%の確率で妊娠を防いでくれる薬です。
しかし、まれに「トリキュラーを飲んでいたのに妊娠してしまった!」という場合もあります。これは、トリキュラーの飲み忘れが主な原因です。トリキュラーを3錠以上飲み忘れると、妊娠の可能性が大幅に上がってしまうため、注意しましょう。
トリキュラーは、正しい服用方法を守れば、高い効果を発揮してくれる避妊薬です。リマインダーアプリなどを活用し、飲み忘れにはくれぐれも気を付けてください。
